かぎねこWebのディレクター、きょうへいです。
突然ですが、ご自身の会社のホームページをスマートフォンやパソコンで開いたとき、URLの隣に「保護されていない通信」や⚠️(三角の警告マーク)が表示されていませんか?
もし表示されているなら、そのまま放置してはいないでしょうか。
実はその判断、見えないところで売上を捨てているのと同じかもしれません。
この記事では、警告表示の放置が顧客の離脱や会社の信頼失墜などの深刻な経営リスクをもたらすかもしれないことを解説します。
単なるエラー解消ではなく、売上を守るためにもぜひ最後までお読みください。
目次
1.その警告表示、お客様を逃しています
「保護されていない通信」という警告は、ただのシステム上のエラーメッセージではありません。
お客様の心理に強烈なブレーキをかける、極めて危険なサインです。
警告を見たお客様の大半が離脱する現実

初めてあなたの会社のホームページを訪れたお客様が、真っ赤な警告マークや「保護されていない通信」という文字を見たとき、どう感じるでしょうか。
大半の人は「このサイトを開いたらウイルスに感染するかもしれない」などの恐怖を感じます。
そして約8割のお客様が、サイトの中身を1文字も読むことなく離脱してしまうと言われています。
これはチラシやSNS、ネット検索等で100人のお客様をホームページに集めても、そのうちの80人は中身を見る前に帰ってしまっているという状況です。
つまり警告を放置することは、売上になるはずだった機会の8割を自ら捨てているのと同じことなのです。
鍵の壊れたお店には誰も入らないのと同じ

これを実店舗に例えると、わかりやすいかもしれません。
お店の入り口のドアの鍵が壊れていて、防犯カメラの配線も引きちぎられ、さらに警察から「このお店はセキュリティが甘く危険です」という張り紙をされている状態を想像してください。
店内でどれだけ素晴らしい商品(サービス)を並べていても、そんな鍵の壊れた危険なお店にわざわざ足を踏み入れるお客様はいませんよね。
インターネット上でも、全く同じことが起きています。
警告が表示がされているのであれば、それは目に見えない巨大な機会損失を生み出しているのです。
2.警告放置で起きる経営上の深刻なリスク
警告の放置によるダメージは、目の前の顧客離脱だけにとどまりません。
中長期的な会社の経営基盤すらも揺るがす、2つの深刻なリスクを引き起こします。
検索順位が低下してネット集客が激減する

現在、検索エンジンであるGoogleは「安全なサイト(SSL化されたサイト)を優遇し、危険なサイトの順位は下げる」という方針を明確に打ち出しています。
つまり警告が出ている状態を放置し続けると、どんなに長く運営しているサイトであっても徐々に検索順位が低下していくのです。
検索結果の1ページ目から消え去ってしまえば、新規のネット集客は激減しやがてゼロになります。
集客の生命線であるGoogleからの評価を自ら下げてしまうことは、ビジネスにおいて致命傷になりかねません。
危険なサイトと思われ社会的信用を失う

ホームページは、今や会社の「顔」であり「名刺」です。
新規の取引先があなたの会社を調べたとき、あるいは求職者がサイトを見たときに「保護されていない通信」という警告が出たらどう思うでしょうか。
「この会社は、セキュリティ対策や情報管理ができないルーズな会社なのかもしれない」と、企業としてのモラルや社会的信用を疑われてしまいます。
たった一つのエラー表示が、何百万円という大きな契約や優秀な人材の獲得チャンスを音もなく奪い去っているのです。
3.無料と有料のセキュリティ対策の違い
この警告を消すための対策をSSL化(通信の暗号化)と呼び、この対策には無料版と有料版が存在します。
経営判断としてどちらを選ぶべきか、その信頼性の格付けの違いを分かりやすく比較表にまとめました。
| 比較項目 | 無料版(無料SSL) | 有料版(企業認証SSL等) |
|---|---|---|
| 目的・役割 | 通信内容を暗号化し隠す | 暗号化 + 企業の実在を厳格に証明する |
| 発行の審査 | なし(システムで誰でも自動発行) | あり(登記簿謄本や第三者機関の電話確認など) |
| 信頼度の例え | 自分だけが持っている「金庫の鍵」 | 国や役所が証明する「会社の実印」 |
| 適したサイト | 個人のブログ、簡易的な名刺サイト | 企業サイト、顧客情報を扱うサイト、採用サイト |
無料版は最低限の通信暗号化のみ対応

無料版は、通信の内容を暗号化して警告マークを消すという最低限の役割は果たしてくれます。
しかし身元調査の審査がないため、極端に言えば詐欺グループが作った偽サイトでも導入できてしまいます。
セキュリティとしては十分ですが、企業としての確固たる信頼を担保するには少し弱さが残ります。
有料版は会社の実在を証明し信頼を高める

有料版は、第三者の認証機関が「このサイトを運営している会社は、間違いなく実在しています」と厳格な審査(書類提出など)を行ってから発行されます。
お客様がサイトの鍵マークをクリックした際に「〇〇株式会社が運営している安全なサイトです」と証明されるため安心感が段違いです。
自社のブランドを守り信頼を高めるための攻めの投資として、多くの企業が有料版を採用しています。
4.攻めの投資としての費用相場と経営判断
最後に、判断の基準となる費用相場とより根本的な解決策についてお伝えします。
専門家に設定を依頼した場合の費用相場

サイトの警告を消す(SSL化する)作業は、サーバーの裏側を操作するため、専門知識がないとサイト自体が表示されなくなる危険性があります。
そのためプロの制作会社に設定代行を依頼するのが一般的です。
費用の相場としては、作業代行費として1万円〜3万円程度が目安となります。(※有料版を選ぶ場合はこれに証明書の年間費用が数万円加算されます)
数万円の投資で失われていた機会を取り戻せるのであれば、決して高い費用ではないはずです。
古いサイトはリニューアルが得策な場合も

ただし、ここで一つ重要な経営判断があります。
もしあなたの会社のホームページが、何年も前に作られたままでスマホ対応もされておらず、長年放置された結果として警告が出ているのだとしたら。
その場合、数万円をかけて警告だけを部分的に直しても、デザインの古さや使いにくさから結局お客様は離れていってしまいます。
それならば、この機会に最新のセキュリティと集客機能を備えたサイトへ丸ごとリニューアルする方が、長期的に見てコストパフォーマンスが高い攻めの投資(資産化)になります。
5.まとめ:警告を消して売上を守る
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ホームページの警告表示が、いかに深刻な経営課題であるかをお伝えしてきました。
- 警告を見た8割のお客様が離脱し、売上の機会を失っている
- Googleの検索順位が下がり、ネット集客が激減する
- セキュリティ意識が低いとみなされ、会社の社会的信用が失墜する
警告表示の放置は、百害あって一利なしの経営リスクです。
「自分たちが見る分には問題ない」「表示されてるから大丈夫」という油断は今すぐ捨てて、安全でお客様に安心されるお店(サイト)を取り戻しましょう。
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この記事を書いた人

しもせ きょうへい
Webディレクター
【ビジネスを加速させる戦略と設計】
福岡のIT企業を経て、東京の制作会社で多様なプロジェクトを主導。
マーケティング視点に基づいた「集客できるサイト設計」が得意です。
